ヤングダンサー
少年のレッスンはものの考え方、音楽のとり方などを主に教えている。
競技用は今教えている先生の方針に邪魔をしては悪いと思いあえて教えてはいなかった。

ボールルームも出たいが燕尾服がないので出られないと悩んでいる。
そこで何着かある私の燕尾服ではどうかという事で貸すことにした。
着てみると元は秀樹先生のものでまだ新しく袖も細いのでピッタリだ。

すると次の競技会にクィックステップで出場するという。
ならば両親に競技用にもアドバイスしても良いかと打診すると、『大丈夫です、「色んな先生から教えを受けて勉強になれば良い」と言われています』と言うので踊ってもらう。

クイックのルーティンは飛んだり走ったり速く踊ろうとする。
ベーシックのクォーターターン to ライト、プログレッシブ シャッセ、フォワード ロック ステップ等音楽のイントネーションを教えライズ&フォールを徹底的に叩き込むと少し私の思っているタイミングになった。
今回は間に合わないだろうがそれでもベーシックはタイミングが合うとホールドも定まりそれらしく見えるので競技会までには何とか修正しよう。

パソドブレも出るというので、まずルーティンを見せてもらった処、2004年のインターのベーシックだという。
ブライアン・ワトソンを参考にしてくれと言われたという事でYOU TUBEで探す。
私もワトソンが好きなので見てみると私が踊っていたころのタイミングと同じなので二つ返事。
ワトソンのタイミングは今の人でも真似できないくらいのグッドタイミングだ。
シャッセケープ、ツイストからレフトフッとバレーション。
少し手解きをするとお母さんが見違えるようになったと大喜び。

大会までに一通り説明できるかどうかわからないが一通り説明すれば今迄と違って見えるだろうと力を注いでいる。
プロで有れ、チャンピオンで有れ、アマチュアで有れダンスは同じ、音楽は同じ、ベーシックを理解したものが勝利する。