軽井沢

新幹線を降り改札を抜け、こじんまりした駅舎を通り抜けると展望台のような場所に出る。
閑散とした風景が目に入り、風が金沢より寒く感じる。

軽井沢で有る。

秀樹先生が協力しているパーティーに招待された。
11時に迎えが来るというが、どなたかさっぱりわからない。
約束の時間も過ぎて不安がよぎりそのあたりを回ってみる。
何度か目が合った方よりお父さんですかと声を掛けられる。
中嶋の父ですと言うと、相手の方は満面の笑顔で好かったという。
東京からも来られる方がいるのだがと、あたりを見回し声をかけている。
その方たちも知らない同士だが何とか全員そろい会場へと車は走り出す。

金沢駅だと絶対わからないなと心で思っていた。
街らしいところも無く、熊でも出そうな道路を浅間山を右手に見ながら20分ほど走ったろうか。
木立の中へ入って行くとホテルがあった。

パーティーは空気が違う、雰囲気が違う、ギラギラしていない。
著名な方も参加されているがさわやかだ。

これが軽井沢か。

違う国に迷い込んだような1日であった。